
'夜明け前の讃歌'
- clouds6
- 6月29日
- 読了時間: 1分
※「星屑の交差点」の歌詞の素になった自作の詩です。
泡になって消えてしまいたい日にも
ガス燈の黄色に照らされた
カラスをみつけては微笑む
これは過去に知らされたこと とても良いお知らせ
あの日駆け出した夢は間違ってはいない
その意味をいまから繋ぐんだ
糸を手繰り寄せては カラフルな想い出が引っ付いてきたよ
まだ何も捨ててない いつでも手繰り寄せるから
紡ぐよ 壮大な夢も希望も 元はあぶくの様に
ソーダ水のグラスの底から湧き上がってきたもの
細胞の中のミトコンドリアが踊る
理由は無い 君が居たから
大切なものから失っていく気がした
そんな終奏感にも もう飽きた
当然世界が真っ白に輝き出すなんてこと
本当はあるんだ だから
紡ぐよ 何もかも忘れたとしても 忘れ物を 運んでくる鳥たち 魚たち 花たち 空中のあぶくたち
誰かの涙 数滴
壮大な雪砂漠を横切る そんな時間にずっと考えている ふりをしていた 本当はもう知っている
理由が無い喜びと悲しみが出会う交差点で
どうか青信号と決めて
線香花火の赤い魂が落ちる瞬間に
暗闇で見えるすべてものを愛して
ゆっくりと呼吸をして生きていこう
夜明けなど来なくても




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