バファリンとガラスのペンダント 休日に自作の詩⑤
- clouds6
- 2024年3月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年4月1日
バファリンとガラスのペンダント
3月の引越しは忙しない
引越しが好きなわけでもないのに
私は始めるのも終わるのも 少々気が早い
沢山のガラクタ
ずっと捨てられないものばかり
例えばガラスのペンダント
期限が切れているかもしれない頭痛薬
やはり捨てられなくて小さな箱に納めた
この先、心配よ
ずっと私に付いてくるもの
捨てられない
いつかのドアを開けるための重たい鍵
ひび割れて時間が止まった懐中時計
それらをずっと連れて旅をしているの
捨てようとした手が 考えてる 震えてる
私はまだちゃんと返事をしていなかった
今目の前にあるものは、私が作り出してきたもの
偶然だったり、必然だったり
でもいつも私は選んできた
あなたに少しでも近づくためのあれこれを
もう少し頑張ってみよう
小さな箱に入れて
今のこの大切な気持ちを 全力で守るために
それらを脅やかすものから、早く逃げるの
私は逃げるのが得意なの
私が守らなければいけないから
大事なものが輝きを失う前に
ちゃんと逃げるの
誰にも触れさせない ずっと大切にしてるの
ガラスのペンダント 中途半端なバファリンと一緒に入れてる
本当に大切なもの 守り続けてる
季節が経っても その輝きは増すばかりよ
どうか最後まで守り続けることが出来ますように
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